1月19日、リノベーションのウラ側特別見学会が開催されました。
長くお住まいのご自宅マンションのリノベーションや、これからリノベーションを前提とした中古物件の購入をお考えの方に参加いただきました。
今見学会は、オシャレ感覚のリノベーションではなく、断熱や配管、床遮音など住み心地を一新する、快適な住まいについて、施工現場だから「見て・聞いて・知る」ことができる内容でした。
参加したお客様からは「施工中の現場を見たからこそ学ぶことができた。」
「断熱と配管など、普段は気にしないことが重要だと実感した」などのご意見を頂くことができました。

リノベーションの価値は、住み心地。

現場マンションの集会場で、施工責任者から見学前に概要説明。
解体後スケルトン状態の写真や3次元のパース(立体的な完成図イメージ)を提示しながら、断熱による寒さ・結露対策、配管刷新、間取りの変更などについてレクチャーがありました。
そのなかでは、窓、縦管、排水抜き位置、キッチン排気ダクトなど、手を加えられない共用部分と実際に変更できる専有部分に関する話を踏まえ、解説が加えられました。

施工中の現場は、見えない部分まで見られるので安心度が高まる。

リノベーション物件の部屋へ移動。間仕切壁や床の施工前の現場では、間取りの自由度やインフラの再構築がリノベーションのメリットでもあるということを実感できます。

最初に断熱処理について説明がありました。
マルリノの標準仕様では、外気に触れるところすべての面に、しっかりと断熱材を充填。
この現場では、壁4面に加え、階下が駐車場なので床にも断熱処理を施していました。
壁の内側で結露しないように、セキスイ独自の壁断熱特許工法で覆っていく様子は、完成後には目で確認できません。
また開口部は、2重サッシにすることで断熱性を確保します。

床面は、断熱材の設置後、2重床システムの施工に入っていました。床下の空間には、給排水の管が通ります。階下への遮音以外にもメリットがあることを実感できます。
フローリングは、標準プランでは国産杉の無垢板を使用。底冷えしない断熱システムと無垢材のやさしさで、住み心地が大きく変わります。

つづいて配管についてはどうでしょうか。こちらも安心の自社生産「架橋ポリエチレン管(樹脂管)」に変更されています。
既存の鉄管に比べて耐腐食性、耐久性があり、柔軟性によりプランの自由度が広がるメリットもございます。
給排水の樹脂管に関しては、次項目でより詳しく見ていきましょう。

配管更新の技術力。樹脂配管で、長期にわたりメンテフリー。

施工中の現場に続いて、近隣の積水化学の工場にて配管設備のリニューアルの見学がありました。
ここでは、20年以上経過しサビや腐食の出ている金属配管のサンプルも見ることができました。
マルリノで用いる架橋ポリエチレン管は、耐久性が高く、腐食せず、衛生的。樹脂製なので柔軟性があり、地震にも強い素材です。また0~95℃の範囲で使用でき1種類の管で済むのも、メンテナンスにやさしいところ。
従来の鉄管と比較し、施工、維持、管理も容易で、品質のばらつきも低減され、工期の短縮にもつながります。
また金属管に比べて軽いので、建物への負担も軽減されます。

  • 経年劣化した金属配管のサンプル

リノベーションするなら、ぜひ現場を見よう。

見学会の終わりに、参加したお客様へのアンケートを実施しました。
そこでは、「断熱と配管の更新の重要性を実感してもらった」「配管更新の技術力を見て、リノベーションする際の品質に安心感がある」「この現場が完成した際の3月の見学会にも参加したい」などの声が多く寄せられました。
大変寒い中での現場見学でしたが、参加された皆様には施工現場ならではの内容をお伝えする貴重な機会になったと感じております。またこのような見学会を開催したいと思います。

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