二人の約束だった
写真を飾れる家。

いま、リビングには、軽やかな音楽が流れ、奥様が煎れる珈琲の香りが立ちこめている。音楽の音色が耳に心地いい。奏でているのは、ご長男がリノベーション祝いにプレゼントしてくれた高級スピーカーだという。
現在は、とことん「大人の生活を楽しむ」毎日だ。
ご主人が穏やかな顔で語り出す。「ぼくはね、これまでずっと趣味のために働いてきたと思っている。いまでも、時間があれば、サーフィンをしたりピアノを弾いたりする。夫婦共通の趣味でもある写真も撮りに出掛けたい。でもぼくにとっては“暮らしや生活”そのものが趣味だと言ってもいい。今回のリノベーションは、暮らしが便利になったとか、住環境が快適になったこともあるけど、これから始まるセカンドライフを遊びながら貪欲に楽しんでゆく、そのスタートラインだったのじゃないかな。これからはこの家で、インドアガーデンもやってみたいし、DIYの腕を活かした家具作りにも挑戦してゆくよ」
奥様はキラキラとした笑顔を見せる。「そう。リノベーションがきっかけになって、これからの時間がすごく楽しみになった。ここからどんどん自分たちの好きな空間を創り上げていけるのが何より楽しみ。実は、ずっと前から、将来きれいな家に住んだら、二人の撮った写真を飾りたいねって約束していたのだけど、その夢が叶いました」
その写真は、いま、玄関ホールの正面に仲良く並んで飾られている。時間が止まったモノクロームの街並み。
二人でバルセロナに旅行した時のものだ。ひとつの約束がカタチになり、そのカタチが、また二人の“大人の時間”を見守ってゆく。
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