リノベーションのヒントキッチンから暮らしを変える
キッチンから暮らしを変える
キッチンは料理を作るだけでなく、毎日の家事や家族との団らんの中心となるスペース。頻繁に使う場所なだけに、その使い勝手やデザインは住み心地にも大きな影響を与えます。
オープンなキッチンで暮らしに「ゆとり」と「楽しみ」を
約20年前に購入されたマンション。3方を壁に囲われたキッチンは狭くて暗く、家事の動線や収納面にも課題を感じておられました。
奥様のご希望である「オープンなキッチン」を実現するため、2LDKの間取りを明るく広々としたLDKにリノベーション。独立していたキッチンルームの壁も取り払って、リビングダイニングに取り込みました。奥さまが厳選された対面型のキッチンは、ダイニングに面して汚れ防止用のガラスボードを取り付け、調理台はスッキリとしたフルフラット仕様に。キッチンに立てばLDK全体を見渡すことができ、より開放感あふれるスペースになりました。ゲストを招いた時も、料理をしながらおしゃべりできます。
ゆとりの調理スペースの背後には、カウンターと大容量の引き出し型キッチンクローゼットを設置。サイズがさまざまで片付けにくい食器類もラクラク収納でき、料理に合わせて食器を使い分けたり、食卓をおしゃれに演出する楽しみも増えました。手の届く範囲にモノを収納することで、調理の効率アップにもつながりました。
また、キッチンから間仕切りなしで洗面室へ通り抜けられるため、朝の忙しい時間帯も食事づくりとメイクの同時進行がスムーズに。キッチンが生まれ変わったことで暮らしに楽しみとゆとりが生まれ、住まいの快適性や利便性もより高まりました。
キッチンと収納の良い関係
●食器棚
食器棚を使うのは「作った料理を盛り付ける」「洗った食器を片付ける」タイミング。よって食器を収納するスペースは、コンロや調理台、シンクの近くに設けるのがオススメです。
●冷蔵庫
食材の収納場所である冷蔵庫は、家族も開け閉めすることを考えるとキッチンスペースの入口付近に配置するのがベター。「ドアの開く方向に壁や棚などがないか」「食材を出し入れするゆとりがあるか」などの確認も必要です。
●モノの置き場所
ポイントは「使うモノと使う場所を近づけて配置する」こと。そのうち、よく利用するモノは手の届きやすい目から腰の高さの範囲に収納します。一方、調理台にはモノを置かず、広々と使うほうが作業の効率化につながります。
キッチンを見直す時は、家族構成やライフスタイルなども考慮しながらプランニングを。生活の中心となるスペースだからこそ、家族みんなのお気に入りの場所にしたいものですね。
◆この他にも、リノベーションに成功されたお客様の実例を事例集で紹介しています。