リノベーションのヒント寒い・暗いの悩みを解消する
寒い・暗いの悩みを解消する
築年数の古いマンションは、当時の時代背景などを反映して部屋数の多い間取りがよく見られます。空間を仕切る壁が採光を遮り、室内も暗くなりがち。間取りを見直すリノベーションなら、開放的で明るい住まいに一新することができます。
古風な4LDKが開放的な1LDKに
築32年の物件を引き継がれたご夫婦。ビル最上階で眺望と広さに恵まれながら、個室の多い変則的な4LDKでした。細かく区切られた部屋がせっかくの採光を遮り、室内は昼間でも照明が必要な状態。断熱性にも乏しく、若いご夫婦の暮らしには似つかわしくないものでした。
「個室を減らして、ゆったり広々としたスペース」を希望されたご夫婦は、住まいの性能そのものから一新するスケルトンリノベーションを選択されました。今まで持て余していた個室はすべて取り払われ、ちょっと古風な間取りを1LDKにリニューアル。住まいの中心に広く開放的なリビングダイニングを配置し、北側の2部屋をまとめて広々としたベッドルームに生まれ変わりました。
大胆な間取り変更が可能となったのは、断熱性能の向上によって室内の温熱環境が改善され、空間構成の自由度がより高まったため。壁や天井までしっかり断熱したことで、「いくら暖房しても暖かくならなかった」という室内は一年中ほとんど冷暖房なしで過ごせるほど。さらに、壁や間仕切りが取り払われたことで室内の明るさや風通しも劇的に改善し、お2人にふさわしいハイセンスな快適空間に変身しました。
築古マンションのメリットを活かす
●理想の間取り・内装が実現できる
リノベーションによって、新築マンションを購入するよりも低コストで理想の間取りや内装を実現できる可能性があります。
●ゆとりある設計
土地が潤沢だった頃に建てられたマンションは、広々としたゆとりのある空間を備えているところが多くあります。
●価格が安い
マンション価格は新築時が最も高く、経年によって下落して築25年〜30年前後からほぼ底値に。売却する際も値崩れが少ないため、大きな損失にも繋がりにくいと言えます。
●立地条件がよい
街の発展を見越して建てられたため、地域が成熟した頃には交通や生活の利便性に優れた好立地になります。
最近はリノベーションを前提に、あえて築年数の古いマンションを購入して自分好みの住まいを作る人も増えています。選択肢の一つにすると、住まい選びの幅も広がりそうですね。
◆この他にも、リノベーションに成功されたお客様の実例を事例集で紹介しています。